『Web制作者のためのCSS設計の教科書』出版記念イベント: CSSオジサン #0に参加してきたよ

Publish2014/11/11(火)

Update2021/05/06(木)

2014/11/8にファーストサーバーさんで開催された『Web制作者のためのCSS設計の教科書』出版記念イベント: CSSオジサン #0に参加してきました。
このイベントは、サイバーエージェントの谷さんの書籍「Web制作者のためのCSS設計の教科書」の出版記念イベントですが、内容的にはCSS設計のみではなく、開発後のコードレビューなどの工程のお話や、CSSを書く人のキャリアパスなど、単なる出版記念イベントということでもCSSの技術的な話だけをするイベントでもない非常に奥深い味わいを楽しめるイベントでした。
色々と思うところがあったので、感想がてら書いてみようと思います。

photo by かみやん

メンテナブルであり続けるためのCSS設計

最初のセッションは今日の主役の谷さんから。
書籍の内容に準じたCSS設計の重要性や取り組みへのアプローチの方法など、書籍の内容+αをお話されていました。
僕もこの書籍は購入して読んでいたので、改めて考える機会になるのと復習の意味合いでふむふむと聞きながら色々妄想しておりました。
技術的な話は分からない人も多いと思うので詳しく書きませんが、一番面白かったと思うのは最後の締めの部分の「最初はどうしてもクソみたいなコードができる」という部分。
やっぱりやっていく過程で研鑽されていくものだし、最初にできるものが最高のものになるということはないので、その後の柔軟性を考慮に入れて設計していくことが重要だなと再認識した次第です。
詳しい内容はスライドをみましょう。

CSSI: CSS Investigation-CSSコードレビューの仕方教えます

2つ目のセッションはリッチメディアの斉藤さんの「コードレビューについて」。
人が書いたコードを見てレビューすることの大切さを考える、いいきっかけになりました。
僕自身はずっと一人でやってきたこともあって、誰かのコードレビューをするという機会はなかったんですが、自分だけでもレビューをしてみるとまた違った発見があってよさそうだなと思いました。
あと、レビューするときのルールとして、「コメントを書くだけで実際の修正はしない」というのが非常によいなと思います。
このセッションで言っていた「バグを憎んで人を憎まず」というのはとても大切な事で素敵な考え方だなとも思いました。

話が本筋からそれるのですが、どうしても言いたいので書きます。
僕はこれまで何度か斉藤さんのセッションを見てきましたが、正直なところ「斉藤さんって怖そう」と思ってました。
懇親会とかでも話をするきっかけがなかったというのもありますが、セッション中の話し方とかをみて勝手にそう判断していただけだったんですけど。
今回のセッションでは、いつもと同じ話し方だったんですが何か違和感というか今までと違う感じがあって、それがなにかなと思っていて気付いたのが「優しさ」だったんですよね。
さっき上で書いた「バグを憎んで人を憎まず」とかもそうなんですけど、考え方の節々から相手を尊重する姿勢とかが伝わってくるんです。
なので、途中から「斎藤さんって本当はすごく優しい人なんじゃないのかな」とか考えてました。
その後の懇親会で色々お話をさせていただいて、やっぱりすごく優しい人で素敵な方だということが分かりました。
勝手に変なイメージ持っててすいませんでした。
先入観はよくないですね。反省。

CSSオジサン、この先生きのこるためには

3番目のセッションの石本さんのお話は、ご自身のキャリアパスとその考え方のお話でした。
ネタとして無職であることをちょっと前に出しすぎじゃないかなと思うところはあったものの、話の内容自体は至って論理的で分かりやすい内容でした。
デザイナー時代に、デザインの価値を評価してもらうための取り組みとして、GoogleAnalyticsを使用してデザインの価値を数値化してみるというアプローチは、すごくいいアプローチだと思います。
ふわっとした「デザインの評価」を数値に落としこむ事で、デザインの事業への貢献度と実際の利益を上司に説明でき、デザイナーが会社内においてどのような影響力があるのかを可視化できるので、評価をしてもらいやすくなる可能性はあると思います。
また、フィリピンに行った目的のお話もすごく面白くて、「自分が英語をぜったいにしゃべれるようになる」ための環境の作り方とかは非常によいなと思って聞いてました。
石本さんの環境づくりの話は、以前ブログにも書いてあったので読んでてすごく重要な事だと認識していましたが、やはり本人の口から語られるとよりいっそうの説得力がありますね。
石本さんのお話に出てくるリンク先などがまとめられていました。
これはこれで斬新。
『Web制作者のためのCSS設計の教科書』出版記念イベント@大阪

まとめ

といった感じで、非常に満足感の高い内容でした。
いやー参加して本当によかったなと。
こういう経験を積み重ねる事ができるのは非常に幸せです。
本当は懇親会で考えた色々な事があって、その事も書こうかと思っていたんですけど、ちょっと長くなりそうなので分けます。
当日のハッシュタグはこちら。
#CSSオジサン
ちなみに、イベントのハッシュタグは「CSSオジサン」ですが、参加者の比率でおっさん率が高かったという事はありませんでした。
余談ですが(笑)

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を定期的に更新し、情報配信をしています。
また、Googleアナリティクス認定資格を取得しているので、アクセス解析を用いた分析などの手法でお客様のホームページの成功をサポートしています。
本社のある大阪府高槻市で「ふにすWeb相談所」を開設し、
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