CSS Nite in OSAKA, Vol.35(復活スペシャル)に参加してきました。
Publish2013/07/16(火)
Update2020/01/30(木)
ちょっと遅くなりましたが、先日の2013年7月9日(火)に中央会計セミナールームで行われた、CSS Nite in OSAKA, Vol.35(復活スペシャル)に参加してきました。
このイベントは大阪では久しぶりに行われたCSS Niteの大阪版で、復活スペシャルと銘打つだけあってとても素晴らしい内容でした。
今回の講師はツクロアの秋葉さん夫妻です。
デザインメインでのイベントは参加するだけで楽しめるので、すごく楽しみにして参加しましたが、予想よりも面白かったです!
当日は色々考えさせられることも多かったのですが、個人的に気になったことを箇条書きにしてそれについての自分の感想を書いてみます。
あくまで自分の受け取り方なので他の人からするとちょっと違うんじゃないかなということもあるかと思いますが、その辺はまあ個人の感想という事で。
お客さん自身がワークフローの方向性に気付きはじめている現実
セミナー冒頭のお話で、アプリでやる場合は特に、デザインカンプを作って、まず画面で確認するという事が最適なフローじゃないという事をクライアントさんの方が認識しているというお話を聞きました。
僕は制作者側なのでこれまで様々な機会で自分たちのワークフローを見直そう、デザインカンプからスタートすることが果たして本当に正しいのかというお話は何度か聞いてきていましたが、それはあくまで制作側の視点に立ったお話が多かった(もちろん全部そうではないんですけど)ので、今回のようにクライアントさん側からの要望でデザインカンプ自体が不要な場合もあると言うことからスタートする場合がある、そしてその割合が確実に増えてきているという経験に基づく話はとても新鮮であると共に、やはりそういう流れに自然となってきているという感覚でもありました。
よく考えてみればその通りで、制作者側の常識であったりワークフローはクライアントさん側からしたらどうでもいいわけで、よりスピーディーに、より円滑に進める方向を自然と考えるので当然そういう流れになっていくわけですよね。
改めてその認識を再確認するという意味でもとてもいい話が聞けました。
TPOに応じた使い分けと心持ち
とはいえ、サービスの内容によってはデザイン面から入る必要のある場合も往々にしてあるわけで、「もうカンプの時代は終わった」みたいな思考停止になることなく、その時その場の最適解を模索し続けることが重要だとも思っていたので、どっちかだけじゃなくて両方大切ですよというお話を聞けたことも大きなポイントではないかなと思います。
常に頭を動かしてその時点でのベストを尽くすという考え方はとても素敵だと思います。
僕も色々な知識を身につける際には、その側面のみでなく全体で考えて、比較する一つの材料として自分の力にできるような形で取り組みたいなと思いました。
時系列とストーリー、柔軟な姿勢と考え方
上記にも関係する話ですが、色々な場合があるのでその場合の最適な答えを探すことの重要性を考えさせられました。
その切り口として時系列で考えてみる、ストーリーで考えてみるという手法を紹介してもらいましたが、やはり体験的にイメージできる形に落とし込むことで新たに見える部分はあるかなと思いました。
その場合にも固定概念で考えるのではなく、利用者の視点に立ってより柔軟なスタンスで考えてみる、実際にやってみるという事を心がけたいと思います。
都合の悪い所から目を背けるな
これは少し反省しないといけないなと思った所なんですが、例えばエラーの表示画面や完了後の画面などのサービス提供側からするとあまり考えていない部分もきちんと作ることが大切ですよというお話でした。
これは確かにそうで、利用者側からしたらエラーの画面できちんと次に何をしたらいいのか、何が原因でそうなった可能性があるのかを提示してくれた方が親切です。
利用者視点に立って考えるといっておきながら、そっち側の配慮が欠けていたという部分は大きな反省点でした。
時系列やストーリーで考えれば、自ずとよくあるエラーの原因等は分かっているはずなので、その答えを提示する事はしておくべきだと思いました。
これからはその視点を持つことも忘れないように心がけようと思います。
といったようなことを考えていました。
当日はお話を聞くだけでなく、ミニワークショップ的なものでチームで話し合いをしたりもしたので、実際に聞いた内容を踏まえて話をすることでスムーズに理解する事ができたという点でもとても有意義な時間でした。
CSS Nite大阪版は今後も定期的に開催されるようなので、参加していこうと思います。
内容的には制作者よりの内容が多いかなと思いますが、個人的にはクライアントさん側にも参加してもらうことで問題意識の共有ができるかなとは思いました。
当日のツイートまとめは以下のような感じです。
CSS Nite in OSASA, Vol.35
講師をしていただいた秋葉さんご夫妻、主催の皆様、そして参加した皆さんありがとうございました!