CMS大阪夏祭りに参加して考えたこと。

Publish2015/09/07(月)

2015年9月5日にメビック扇町で行われたCMS大阪夏祭り2015に参加してきました。
途中からの参加になったので、全部を見たわけではないんですがそれでも色々と考えることもあり面白い経験でした。
色々なCMSが一堂に集まるイベントというのも珍しいですし、それぞれの特徴やできることできないこと得意なこと不得意なことを再度考え直してみるという意味でもいいイベントでした。
その中でも僕が個人的によかったと思った部分を少し話してみようと思います。

深沢さんのセッション

今回のイベントではグストスピーカーのセッションがあったんですが、その中で僕が一番聞きたくて今回のイベントに行こうと思った理由の一つがJUSO Coworkingを運営されている深沢さんのセッションでした。
深沢さんとは何度もお話をしたことはあるんですが、セッションを聞いたのは過去1度くらいしかなかったのですごく楽しみにしていたんです。
実際にお話を聞いてみて思ったのは、深沢さんの考え方や人間性がすごく出ていていいセッションだったなという感想でした。
お客さんを尊重した考え方の部分とか、セキュリティとかそもそもCMS使う必要ってあるのとか、その辺の話は僕もすごく考えている部分だったので共感できましたし、運用面を視野に入れたサイトを作るという部分の考え方は多くの制作者さんが意識してくれるともっとWebがよくなると思っている部分なので、そこもよかったですね。
スライドを早速公開されていたので埋め込んでおきます。
なお、このスライドではWordPressの事が具体例として書いてありますが、考え方の根本としてはWordPress以外のCMSでも同じだと思いますし、そう考えて作られているということも感じ取れます。

JIMDOのコンセプト

次に面白いなと思ったのがJIMDOの紹介セッションでした。
JIMDOはこの前ロゴが変わってちょっとPOPな感じになったので、その点も紹介されていたんですが、僕が「これはいいな」と思ったのは、JIMDOのコンセプトの部分でした。
具体的に書くと、「誰でも簡単に、制作の知識がなくてもサイトを作れる」から「サイトのコンテンツについてしっかり見つめ直してサイトを考える」という部分です。
CMSは基本的に「どういう機能があるか」とか「どういうサイトを作るときに向いているか」とか、機能面や制作者視点がアピールするポイントになる場合が多いんです。
今回のイベントでも制作者の人がやはり多かったのもあるので、それ自体に問題があるということではないんですが、JIMDOが提案している部分は「JIMDOのこんな機能を使ってサイトを作ろう」ではなくて、「JIMDOを使えば、サイトのコンテンツ作成に注力できますよ」という部分なんですよね。
機能面で訴求するということではなく、そもそもサイトがどういう目的で誰に何を伝えたいかという部分に焦点が当たっているのがすごくいいと思うんです。
「サイトのコンテンツに注力する」って実はすごく難しいんです。
まずコンテンツを作成するためには、そのコンテンツを保管しておく場所にどのように内容を残していくかということが必要になりますが、その際に「サイト制作の知識が必要」であったりすると、そっち側に目がいってしまって本来したかったことができなくなってしまっているという状態になります。
その部分をJIMDOでは「誰でも簡単に、制作の知識がなくてもサイトを作れる」ツールとして提供できるので、サイト本来の目的と問題解決をすることができるコンテンツを作るということに注力できるわけです。
CMS側でこういうアプローチでこられるというのがすごくいいですね。

サイト運営の今後のことに関する妄想

そんな感じでいいセッションを聞いて嬉しくなって色々考えてたんですが、その中で思ったのが「サイト運営」に免許があると面白いなと思ったんですよね。
以下ここからは妄想です。
僕は常々「サイトは生き物です」と言っているんですが、それはサイトを運用するということがどれだけ大切かをわかってほしいから言ってるんです。
でも、いい面ばかり言っていてこういうことには注意しようということをあまり言ってないことに気付きました。
というのも、サイト運用のネガティブなイメージを発信することがあまりよい結果にならないんじゃないかと思っている部分があるからです。
でも実際には、セキュリティ面を疎かにしていていればサイトを改竄されて悪用されるというケースもありますし、発信する内容が他者に対する悪意や蔑みのような負の感情のものであればイメージダウンや炎上することもあります。
これらは正しい知識と運用のルールや、そもそもWebとはどういうものなのかを理解していれば防げるものです。
これって、自動車の運転には免許が必要なようにサイトの運用にも免許のような制度があればいいというような話だと思うんですよね。
実際にそれをするかどうかは置いといて、「サイト運用をする前には一定の基礎知識を習得すること」がその後のサイト運用の安全性を作ることになると思うんです。
(上のJIMDOの例のようにCMS側でそこをカバーするというのも一つの方法だとも思います。)
今はそれぞれが独自に学習し、体験したことが運用をする上での知識のベースになっています。
それをみんなが最低限同じくらいの知識を確保してから始めるようにするということは結構大切だと思うんです。
なので、例えば「Web運用免許」のようなものがあるとわかりやすいと思うという話です。
CMSにおけるライセンスもそうですし、著作権に関する意識もそうですし、個人情報の取り扱いに関する意識もそうですが、サイトを運用するというのはかなり広範囲な知識が必要だと思っています。
これらの問題をいかに解決していくのかというのは、サイトを運用しようと言っている僕にとってみると今一番向き合って考えなければいけない問題なんですよね。
何かできることはないかということを模索して、これからの仕事に取り組んでいこうという機会を与えてくれたいいイベントでした。
また来年もあるといいなと楽しみにしています。

記事の著者:ふにすでぐち

ふにすでぐち

1978年生まれ。企業のWeb活用をテーマに、Web運用を中心とした戦略的な企画立案、サポートやホームページ/Webサイトの構築などを行っています。
5年間のWeb制作会社勤務後、2年間のフリーランスで「フニス」として活動後に法人化し、2012年7月「ふにす株式会社」を設立。
Web運用の情報や考え方などを発信するブログ「ふにろぐ」を不定期で更新しています。
2015年11月より大阪府高槻市に「ふにすWeb相談所」を開設。
地域の方々に気軽にWebのことを相談できる場所として、より多くのWeb運用の問題解決をするために活動しています。
2021年1月よりYouTubeにてWeb運用のおっちゃん・ふにすチャンネルをはじめました。
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